【情報シェア】7.4トークライブ@THE VILLAS

ライフワークブレンド

安藤美冬×関根健次

2012.7.4

 朝活さんありがとー。

近頃メディアでフィーチャーされているフリーランスの安藤美冬さんと

UNITED PEOPLEの関根健次さんのトークライブに出かけた。

 

自己啓発系のトークイベントって、

そのときの話し手やナビゲーターはもちろん、

自分の状況やタイミングというのも大きいと思う。

だから、誰にでも薦められるわけではないけど、

今の私はこのトークライブに行って、本当によかった。

わたしの周囲にも、きっとこのおふたりに関心を持つ人は多いので

備忘録を兼ねて、トークライブの概要をまとめておこうと思う。

(主催サイドの朝活canbusさんの進行も素晴らしかったので

 質問部分はあえてそのままに近い状態にさせていただいてます)

 

安藤美冬さんprofile

ノマドワーカーという言葉を世に知らしめたきっかけの人で、

「フリーランス」という肩書きで既成概念に捉われない働き方をしている方。

慶応大学時代にオランダのアムステルダム大学へ留学。

その頃、アメリカでは9.11が起き、オランダの通貨はユーロに変わった。

大学卒業を前に、就職が決まらず、もう1年残って就職浪人をすることに。

80社近く受験し、2社内定をもらったうちの集英社に就職。

広告部に配属され、「SEVENTEEN」や「SPUR」の担当に。

26歳の頃、うつ病と診断され、半年の休職を余儀なくされる。

復活後、希望だった宣伝部に復活し、書籍や漫画のプロモーションに携わった。

その後、1年半の準備期間を経て、29歳で退社、30歳で独立、今に至る。

 

安藤さんは、

3つのことを意識して活動されている。

【A】自分の人生や意見をコンテンツ化してSNSで配信する

【B】ノマドワーカーとして物理的にも精神的にも自由な働き方をする

これが生み出す意義は3つ。「リスクヘッジ」「自由な働き方」「社会貢献」

【C】テーマを持って複数の働き方をする

 

そして、ここが安藤さんらしさのひとつだと思うのだが、

彼女はやらないことも決めている。

【1】営業しない

【2】スーツを着ない

【3】1つの仕事に留まらない

 

対する、関根健次さんはUNITED PEOPLEの代表。

私は勉強不足で関根さんのこともUNITED PEOPLEのことも存じなかった。

公式サイトには「人と人をつないで世界の課題解決をする」をミッションに

Webメディアの運営や映画配給・宣伝事業を行っているとある。

ekokoro.jpや署名TVなど社会貢献度の高い企画を数多く発信しているようで

近日公開される「LIGHT UP NIPPON」や「happy」などの映画の

配給もされているそうです。

ノマドワーカーならぬノマドカンパニーだそうで、

創業から10年で10回以上の引っ越しを繰り返し、現在の拠点は福岡。

 

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Q.働き方を選ぶことは贅沢?わがまま?

関根氏:やりたいようにやればいいけど、それはとても難しいことでもある。何がやりたいかを考えることは、今いる場所を見直すことになる。もしかしたら、行くべき場所は今いる場所ということもあるかもしれない。選択肢が多いということは幸せ。そのことに気づけることも幸せのひとつ。日本語の「はたらく」は「端(はた)を楽(らく)にする」。自分だけじゃなく、みんなをハッピーにしていく働き方ができれば。

安藤氏:私もやりたいことをやっていいと思う。幸せというのは、相対的なものではなく、絶対的なものだから、自分に正直であること。ただしそこには自由がある代わりに、責任も伴う。私は、やりたくないことを考えて、それを排除するための努力を徹底的にしている。自分にとっての幸せを定義することからはじまる。

 

Q.就活でもし100社落ちたら?

関根氏:理由を分析すべき。身だしなみ?ES?景気?今までやっていなかったやり方に挑戦するのもいい。グリーンのスーツを着て、メリルリンチに入り、その後トップセールスマンになった人もいる。ストレートばかり投げてもダメなら、カーブも投げてみる。ゲームのやり方を変えること。入りたい会社があるなら、手紙を出したり、しつこく訪ねて懐に入り込むという手もあるかもしれない。

安藤氏:私は80社ぐらい受けて落ちまくった。めちゃくちゃ落ち込んだ。だけど、大学生の時点でやりたいことが決まっていなくてもいいというか、それが当たり前のような気もする。社会に出る前に必ずしも決めなくてもいいのかも。What(会社、職種)ではなくHow(どんな働き方)を追求してみては?どんな人生を送りたいか、抽象的に考えることも大事。

 

Q.もし自分の子どもが就活に失敗したら何と言葉をかける?

安藤氏:点で考えたら落ち込むけど、必ず社会のどこかに居場所はある。その居場所を作ることの方が大事。

関根氏:「一緒に働こう」かな(笑)。先が見えなくて不安になるタイミングは、これからの僕にだってきっとある。だけど、太陽は変わらずそこにある。雲や雨、色眼鏡で見えなくなるだけ。その障害物を晴らすマジックを、自分の中に持てているといい。

 

Q.転職、独立に際してやったことは?

安藤氏:ここまでやったら失敗しないだろうというところまで準備した。1ヶ月にかかるコストを計算し、3年は仕事がなくても暮らしていけるだけの貯金をした。退社する1年半前から3,000人と名刺交換をして名前を売り込み、経営者が集まるセミナーに行き、メンターになってもらったり。失敗談を集めた(最初から大きなことをやり過ぎた、など)。SNSでフォロワーを増やすことも会社員時代からやっていた。そして夢の賞味期限を決めた。3年やってたどり着けなかったら就職する、と。

関根氏:僕は事業計画もなく、クライアントができたからはじめた。会社設立の前にすべきことは、ベスト(最高)とノーマル(普通)とワースト(最悪)をイメージして、できれば数値化すること。ワーストを考えておくのは大事。ワタミの社長の本にもありましたが、会社の金がなくなり、自分の金が底をついても、佐川急便という素晴らしい職場があると(安藤さんも、ダメだったらローソンのカリスマ店長になろうと思ったと添えた)。それから、自分が目指す人にへばりつくのも大事

 

【以下、参加者からの質問】——————————————————————

Q.人に会うときに心がけていることは?

安藤氏:わざわざ自分のために時間を作ってもらうからにはきちんとアポイントを取るのは当然。その際に、メールなどでアプローチをするにしてもちゃんと自己紹介を。そして、会ったら聞きたいことを明確にして、時間を無駄にしない。それから、会った後も定期的に報告をするようにしている。「あのときいただいたアドバイスを実行して、こうなりました」とか薦めてもらった本の感想を伝えるだけでもいい。会う前、会ったとき、会った後、どれも大事。

それから、目の前の人に対して、自分ができることは何かというのは常に考えている。学生さんでも同じことはできる。企業や社会人の中には、大学生の視点や考え方を知りたがっている人もたくさんいる。今の自分がその人に与えられることは何かを考えて。

関根氏:最低限の礼儀はもちろん大切。時々、失礼な人がいて、会ってから「どんなことをしているんですか?」と聞いてきたり、聞きたいこともまとめていなかったりする。これはマナー違反。相手のことを知った上でアクセスして、知りたいことを添えて。それから本気のときは、twitter、Facebookだけでなく、手紙を書くのもいい。届かないことを怖れないこと。届くときは届くから。

 

Q.1〜3年後の夢は?

安藤氏:今、学校を運営している。父も妹も教師。大学の講義を作るということをしたくて、現在そういった計画が進んでいる。いずれは大学をやりたい。

関根氏:すべての人が住み良い世界を作ること。平和で子どもたちが子どもらしい夢を持てる世の中に。今はエネルギー問題が目下の課題、日本が原発をどうするか来月ひとつの判断がくだされるが、これが10万年後の未来を左右するかもしれない。

 

Q.第一希望の会社の4次面接で落ち、就職浪人になろうかと思うが?

安藤氏:私自身、就職浪人をしましたので何とも言えないというか、決めるのはあくまでも本人ですが、内々定をもらっている会社によほどの不満がなければそこからキャリアをスタートするのもあり。

関根氏:過去に縛られない方がいい。未来を心配しすぎるのもよくない。今に集中して、今を一生懸命、大切に生きる方がいい。

 

 

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